アイソザイムでCK組成を詳しく分析すると分子構造の異なる酵素群を検査する事が出来、異常の起きている部位の説く知恵が可能です。骨格筋型(CKーMM)・脳型(CKーBB)・心筋型(CKーMB )に分けられ、病気の特定に役立てられます。心筋梗塞におけるCKーMBの測定はその代表的な例だと言えます。

逆に、甲状腺機能亢進症と言った異常な低値になる病気も有ります。コレステロールを下げる薬としてスタチンというグループの治療薬があるのですが、まれに横紋筋融解症という副作用を起こす事が分かっています。これを早期の段階で予知する為にも本検査が用いられます。

前述した通り、本検査は心筋梗塞や筋肉の病気の際に上昇し、その数値は重症度と関連します。また病気がなくても、本検査に影響を与える因子というのは存在します。筋肉注射・けいれん発作、比較的身近な例で言うと、激しい運動があげられます。大切なのは、該当事項がある際に医師にその旨を伝える事でしょう。