基本的には皮膚反応テストは、アレルギー性の病気でその原因となる物質を同定する為に行う検査となります。花粉症を例にあげると解りやすいかもしれません。原因となるアレルゲン、この例では花粉ですね。これを確定する場合、皮内テストやスクラッチテストで、スギやヒノキなどをいくつかの候補物質をチェックしていくという流れになります。また、パッチテストは接触アレルギーの検査として皮膚科領域を中心に広く行われています。接触性皮膚炎の原因を探るのに有用とされています。近年では、アレルギー性疾患の増加がしばしば問題視されています。それに伴い本検査も注目されています。基本的にはアレルギー性疾患では、抗原との接触を避けるのが効果的で、その為に何がアレルゲンなのかを調べる必要があります。逆に減感作療法と言って、同定されたアレルゲンを注射して、身体を徐々に慣らすような治療も有ります。また、新しい抗アレルギー薬も導入しており、治療の選択に関しては担当医から説明を受け、納得して受ける必要もあります。