皮膚を小さく切開し、直径2~5mmほどの内視鏡を直接観察する検査が関節鏡検査になります。この関節鏡は、世界に先駆けて日本で開発されたものです。近年では検査だけでなく、関節を大きく切開しないで済む低侵襲手術においても広く利用されています。検査では、局部麻酔にて検査を行い日帰りで済む事もありますが、腰椎麻酔を用いると1日ないしは数日間の入院が必要になります。関節内に損傷や病気がある事が疑われる時に、関節鏡検査を行う事になります。関節内を直接観察して病変の診断を行います。皮膚を切開する部位や大きさ、検査で異常が見つかった場合の処置などについて術前にしっかりと説明を受けるようにしましょう。感染の予防の為、切開された部位の清潔を保つ必要があります。運動や入浴の可否などは医師の指示に従ってください。検査時に併せて一部の組織を採取して(生検)顕微鏡検査にまわす・痛んだ軟骨を切除して形を整える・関節内遊離体を抽出するなどの治療も同時に行う事があります。検査中に切開する部位を追加したり延長する必要が生じる事もあります。これらの事についても検査前に説明を受けて置く必要があると言えますね。なお、関連づけられる検査として単純X線・CT・MRIがあげられます。