身体には生体防御のための精緻な機構が備わっているそうです。
その代表的なものが免疫だそうです。
これは長い進化の歴史を経て備わったものだそうです。
身の回りには、多くの種類の病原体にさらされているそうです。細菌、ウィルス、カビ、寄生虫など、つねにこれらの病原体から感染の危険があるそうです。
健康な場合では、これらによる感染は容易に成立しないそうです。
また、たとえ感染が起きても、多くの場合、一定期間後に治療するそうです。
さらに外からの病原体ではなく、自分の身体が生ずる異常ながん細胞なども、通常、気づかない間に除去されていると考えられているそうです。
これは、病原体やがん細胞などを非自己と認識して、排除する生体防衛機構によるものであるそうです。これを免疫反応というそうです。
免疫には、好中球やマクロファージなどという細胞が中心となって多くの病原体に対して非特異的に応答する自然免疫と、リンパ球が中心となって病原体に対して特異的な抗体の産生、Tリンパ球の活性化などを介して応答する獲得免疫とがあるそうです。
自然免疫は、獲得免疫が成立する上においても重要なメカニズムだそうです。
炎症というのは、免疫と関連する生体反応だそうです。身体が何らか有害な刺激を受けたときに免疫応答が作動して、それによって出現するものだそうです。
赤くなったり、熱みを持ったり、腫れ上がったり、傷んだりを、炎症の4兆候というそうです。
さらに機能の障害も含めて「炎症の5兆候」ということもあるそうです。
怪我をすると、その部位が化膿するかと思いますが、それを思い浮かべたら、炎症反応の意味がわかるそうです。
このように局所での反応によって、全身を守るしくみが出来上がっているそうです。