血液中の白血球は、好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類に分類されるそうです。
通常、白血球数を確認して、これに異常を認めた場合に、その種類の白血球がおもに増減したかを調べるのが白血球分画検査だそうです。
白血球は、からだに侵入した細菌などの病原体や異物を取り込むそうです。そして消化・分解するそうです。
また、免疫・アレルギー反応にも関与しているそうです。
白血球が増えたり減ったりするのは、からだのどこかに感染や炎症が起きていることをしめしているそうです。
血液の病気の場合には、このような原因とは無関係に白血球が増えたり、減ったりするそうです。
現在は、自動血球計数器というもので、短時間で正確に測定することができるそうです。
ただ、異常な白血球の観察には、いまでも専門の技師や医師の顕微鏡による観察が必須だそうです。
検査で、細菌やウィルスなどの感染症にかかっていないか、免疫能はどうか、血球を産生する骨髄の機能などがわかるそうです。
好中球は感染防御能、リンパ球は免疫能と関係しているそうです。
好酸球はアレルギー疾患の際に増加するそうです。
血液のガンである白血病に関してもこの検査結果が診断の糸口となるそうです。
白血球数というのは、個人差が大きいそうです。また同じ一人でも一日のうちの時間帯で変化するそうです。
運動などによっても変化するそうです。
そのため、多少の変動があってもあまり気にする必要はないそうです。
健診などでも、基準値よりはずれていても、程度が軽かったり、時間による変化がなければ心配はないそうです。
基準値内でも、同じような状態で検査をした以前と検査値が大きく変動していたりすると注意が必要だそうです。